前回のメルマガでは
【立地】の重要性をお伝えさせていただきました。
そして、当然ですが見込み客がいないところでビジネスをしたり
不動産投資をしたりすると、損失がどれだけ膨らむか分かりません。
そういった意味でも、今回のお話も非常に重要です。
今回も事例を交えてお話させていただきます。
さて今日最初にお伝えしたいことは
不動産投資の成否は、物件購入の段階で8割決まる、ということです。
(不動産を運用している段階では、2割くらいしかない、ということです。)
買った段階で儲けが確定するのか、損が確定するのかが
ほぼほぼ決まってしまうということです。
例えば地方で大きな建物を購入する人は
損を出す可能性が非常に大きいでしょう。
金脈が見つかったり、大規模なイベントが開催されたり
想定外の事象が起こるなら一発逆転も可能ですが、
現実的には稀でしょう。
ただ地方といってもすべての地方がダメということではありません。
その地方が有望が否かを見極めるための必須作業は
【人口動態を調べること】です。
具体的には国がデータを出しています。
総務省統計局から様々な統計資料が公表されていますので
チェックしてみましょう。
日本の全国では人口は減っていても、
国内で相対的には人口が増えている地域があります。
首都圏エリアがダントツですが、
意外なことに沖縄県でも人口はどんどん増えています。
福岡県も人口は増えています。
また、市区町村ごとでも様相は変わってきます。
自らデータを入手して分析すると、
色々な示唆が得られます。
私の知り合いの経営者は、そのあたりを踏まえて、
東京と沖縄でビジネスを展開しています。
ただ、大手業者から勧められるままに物件を購入するのではなく
自ら十分にリサーチしたうえで
その物件のエリアは果たしてこれからどうなのかを
見極めていくことは非常に重要なのです。
また別の資料から面白いことがわかるのですが、
人口問題研究所のデータによると
人口は減っていても世帯数は減っていないのです。
つまり、居住用物件を必要とする世帯はまだまだあるので
不動産投資で物件を購入して賃貸するというのは
戦略として効果的であるということがわかります。
そして、賃貸を求めている人と持ち家を求めている人の割合が
50年前から変わっていないというデータがあります。
実際賃貸を選択する人たちは次のような考え方で
賃貸を選択しているのです。
・移動の自由がある
・震災時に引っ越しできる
・所有するリスクを回避できる
・住みたい場所に住める
つまり、あなたがこれから不動産投資を行う場合
あなたの見込み客である賃貸志向の人は
これからも存在するということがわかるのです。
加えて、新築物件を販売している大手業者が、
営業を強化しているところからも、まだまだ
マーケットがあると判断できるのです。
実際に先日たまたま住宅展示場の前を通ったら
展示場の駐車場が車でいっぱいでした。
改めてまだまだ不動産のニーズが高いことを
この目で確認した次第です。
ですから、ぜひ可能性を感じながら
不動産投資を行って頂ければ、と思います。
そして、もう1つ大切なお話をさせていただきます。
それは、【人々の意識の傾向】です。
具体的には若い人と高齢者とでハッキリとしたとした意識の違いがあります。
若い人はおおむね、リビングがついている広い家を好む傾向にあります。
つまりニーズとして広いスペースを確保したいという欲求があるのです。
その一方で高齢者にはまた違ったニーズがあります。
高齢者は年を重ねるにつれ、都市部に向かってゆく傾向があります。
しかも、病院の近所に住みたいというニーズがあるのです。
年を取ると通院の機会が増えることを見込んでいるわけです。
ですから、病院の近くに空き物件が出たら、積極的に購入するのは
1つの選択肢であります。
そして、若者をターゲットにしても、高齢者をターゲットにしても
肝になるのは、【お客様の気持ちに共感する】ということです。
つまり、こちらが売りたいものを売るのではなく、
相手が求めているものを提供することこそ、すべての
ビジネスの基礎の基礎となるのです。
お客様の気持ちをつかめば、どんな商品であっても
どんな不動産であっても売ることが可能になるのです。
ですから、お客様の立場に立って、人口データを把握しながら
戦略的に不動産投資を行ってゆきましょう!!
ということで、本日は以上となります。
次回もお楽しみに(^^)/